プロが教える売却のポイント

不動産の売却を成功させるためのポイントをまとめました。

大切な不動産をより安全に、少しでも高く売れるよう、ポイントを踏まえて上手に活動して納得のいく不動産売却を実現しましょう。

不動産売却のポイント

Point1

売却理由と経済状況をしっかり把握しましょう!

不動産を売却する理由と、利用可能な資金や住宅ローンの残債など、経済的な状況を明確にし、しっかりと把握しておきましょう。売却プロセスを左右する大切な第一歩です。

Point2

物件の価値を正確に把握しましょう!

売却予定の不動産についての状況を把握しておくことも大切です。近隣や周辺地域の不動産相場を調べましょう。売り出し価格の設定が高すぎると買い手の興味を引くことができず、逆に低すぎると希望の売却価格を大きく下回った価格で売ることに。また、査定を依頼した際、不動産会社から提示された査定額について判断することもできます。

Point3

物件と売主様の好印象を演出しましょう!

なにごとも印象は大切です。不動産取引もしかり。内覧の際は室内をキレイにしておくことは当然のこと、売主様自身の印象も大切です。売却する不動産の問題点やリフォームした箇所など、ネガティブな情報もきちんと伝え、内覧に訪れた購入希望者に安心してもらえるよう、質問応答の準備をしておきましょう。

Point4

信頼できる不動産会社を選びましょう!

不動産売却では、売出価格の設定やタイミングなど、さまざまな場面で判断が求められます。その判断が「正解」なのか否かを見極めることが重要です。とはいえ、それには専門的な知識や豊富な経験が欠かせません。そこで必要なのは、信頼できるプロの力です。

引っ越し、家族構成の変化、ローン返済の困難など、ひとくちに「不動産売却」と言っても、その理由は人それぞれ、千差万別です。そして、それぞれの理由によって、最適な売却金額やタイミング、広告などの情報開示範囲は異なります。

不動産売却において間違いのない判断を下すために、不動産に関する専門的な知識や豊富な経験が欠かせないのはそのためです。売主様のパートナー的な存在、つまり、「エージェント(代理人)」という存在となって、売主様のご事情やお悩み、要望をつぶさに理解し、売主様にとってベストの成果が得られるよう誠実に取り組む不動産会社を選んでください。

不動産売却のコツ

不動産の売却に失敗しないためには、ちょっとしたコツがあります。コツをおさえて、間違いのない売却を実現しましょう。

コツその1

不動産会社まかせにしない

売却にあたり、なにからなにまで不動産会社に任せっきりにするのは典型的な失敗のパターンです。不動産会社は不動産の売却にあたって、査定・募集活動・契約業務・引き渡し業務など、一連の手続きをワンストップでサポートしてくれるため、極端に言えば売主が何もしなくても不動産は売却できます。しかし、それでは自分の思うような売却は実現できないと考えた方がいいでしょう。不動産会社のアドバイスを受けつつ、売却のイニシアチブは売主様が握っておくべきです。

コツその2

はっきりと自分の意見を言う

不動産の査定を依頼するときをはじめとして、売却では不動産会社とのコミュニケーションが重要になります。その際には、売主としての自分の意見をはっきりと伝えるようにしましょう。

たとえば査定の場合、売主様は不動産会社が公正中立な立場から客観的に査定していると考えがちです。しかし、不動産会社も営利目的の企業。自社にとってメリットがある、売りやすい価格で売り出したい、と思います。そのため、不動産会社にまかせっきりにすると、不動産会社の思惑通りの売りやすい価格、つまり、相場よりも低めの金額で売りに出され、売却に至ってしまう可能性があるわけです。

このような事態を防ぐため、不動産会社に依頼する際には、売主としての要望や意見、見解をきちんと伝えておくことが重要です。売主様にある程度の相場知識が備わっていることをアピールすれば、不動産会社の“独断専行”を抑止し、希望額に近い売却に近づくことができます。きちんと自分の意見や見解を伝えるためには、事前にインターネットなどで近隣の競合物件や類似物件の相場を調べておくようにしましょう。

コツその3

売り急ぐと足元を見られる

差し迫った事情があり、早い時期に売却しなければならない状況の場合は特に注意が必要です。物件が売れるまで悩みや不安は尽きません。また、売り急ぐ状況では、高く売るタイミングを見極める余裕がないばかりか、買主側から価格交渉をされやすいというデメリットも生じてきます。売り急ぎは、損やトラブルの原因を招きやすいわけです。売却の際は、半年程度の猶予をもって不動産会社に依頼できると良いでしょう。

不動産を高く売るためのコツはとてもシンプルです。ちょっと意識するだけで誰でも簡単にできます。コツをおさえて、不動産売却にまつわるリスクを最小限に抑えましょう。